《解説》 母指ばね指 母指ばね指は症状が多彩で、病期により症状が変化します。 ばね指の症状と解剖学を関連づけるために、「母指ばね指の分類(湯本2014)」を提唱します。 【注】 この分類(図譜)は解剖学に忠実に基づいてはおらず、臨床症状を説明するための便宜的な分類です。 ◇日本手外科学会のパンフレット ばね指について、非常に分かりやすいパンフレットを日本手外科学会で配布しています。原本pdf はこのリンクでご覧いただけます。 |
(1) 母指ばね指の結節Dと結節Pについて ◇ 術中エコーで腱の動きを視覚化し、ばね指の発生メカニズムを解明します。 ◇ またエコーを用いることでばね指手術が安全・確実となる利点もあります。 ◇ 母指には屈筋腱が1本あり、長母指屈筋腱と呼ばれます。 ◇ 屈筋腱に結節D、結節Pの両方ある場合、筆者は「b型母指ばね指」と名付けました。 ◇ 代表的な「b型母指ばね指」の映像により、ばね指の理解が深まります。
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