◇Spalteholz解剖図譜 Spalteholz 解剖図譜
◇Spalteholz解剖図譜と筆者の関わり
ドイツのシュパルテホルツ解剖図譜(Spalteholz)を改変した全14ページです。
ばね指手術に必要な血管、神経が立体画法で表現されており臨床家(整形外科医、形成外科医など)の参考書です。

・ 初版は1985年にWerner Spalteholz (1861~1940)に編纂されて、ドイツ語で出版されました。

・ 第15版が最初の改訂版で1953年に出版されました。

・ 第16版は最後の改訂版で1959年に2巻の分冊で出版されました。

・ 英語版として1967年(昭和42年)にアムステルダムで出版されたのが最後で、絶版となりました。

・ 筆者は「右脳人間」のせいか文章を理解するのは苦手であり、絵や図による説明を好みます。私がこの解剖図譜に惚れ込んだ理由は、芸術的と言えるほどの立体的な絵画技法にあります。

・ 学生の時に使用したSpalteholz解剖図譜はその後の10数年で破損したため、新規で入手出来ないか探しておりました。現在では大変に入手困難ですが、USAの大学図書館の蔵書整理で廃棄処分となり、インターネット書店を通じてほぼ新品の第16版を入手できました。

・ 書籍の裏表紙に「Withdrawn from University of Idaho Library」のゴム印があり、アイダホ大学の蔵書だったようです。

このような知的財産である解剖図譜が絶版となって既に37年も経過しています(2014年現在)。

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